沈下修正・空洞充填のテラテック

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一級建築士が語る「床や建物が水平であることの重要性」

竹田さん

1.建設業界が長いですよね。今までで一番印象に残る現場を教えてください。

建築業界での仕事は長いですが、新築工事が長く、沈下修正の仕事は震災後から携わり8年になります。
一番印象に残っている現場は、最初に経験した沈下修正の現場です。いわき市にある1階が店舗(電気屋さん)、2・3階が住宅の鉄骨造3階建の建物で、職長は今も一緒に仕事をしている福島職長でした。
ジャッキアップ後に、窓サッシの調整が必要とのことで、建築知識がある私が2階住居に上がった時です。お住まいのお婆さんが「あんた、ちょっと、これ見てよ!」と浴室まで私を連れて行きました。てっきりクレームだと思い身構えた私に、「地震からず~と溜まってた水が流れたわ!」と、目に涙を浮かべて浴室を見せるのです。
震災で建物が傾いたため、浴室床が逆勾配になり(排水溝が高くなったため)、流れなかった水がきれいに流れるようになったと、感激してくれたのです。
これまで新築工事でお客様に喜んでいただいてきた自負はありましたが、ここまで喜びを伝えてくれるお客様は初めてで、沈下修正工事に誇りと使命感を強く感じた現場でした。

CSスタッフとKYミーティングの写真

スタッフと危険予知ミーティング「安全作業よし!」

2.床や建物が水平でないと、どんな問題が起こりますか?

 床の傾斜が3/1000(1mで3㎜の傾き)を超えると、生活や仕事をしている人に影響がでて、さらに建物への影響も出てきます。6/1000を超えると影響が顕著になり、生活や仕事に明らかな支障が出てきます。
 製造機械が正常に作動しない、自動化の機械が誤作動、倉庫の荷物が計画通り積めない、フォークリフトの走行不良などの影響が出ます。またドアが閉まらない、自動的に開くなども発生しますし、体調不良も発生します。この不具合を最初に感じるのは、現場で作業している人たちです。先日調査した倉庫では、フォークリフトのベテラン運転手から「建物か床がおかしい。事故が起きる前に対策したほうが良い」と社長に進言があったそうです。
 この影響をどれだけ感じるかは個人差があり、工場幹部が感じなくとも現場の人は強く感じている場合があります。どちらかというと女性の方が強く感じるようです。
 建物への影響で大きいのは、傾いた建物で発生するクラック(コンクリートの割れ目)です。幅0.3㎜以上のクラックは雨水や終業時の清掃の水等が侵入しコンクリート内部の鉄筋が錆びて決定的な耐力低下につながりますから補修が必要です。幅0.5㎜を超えるクラックは、既に耐力低下している恐れがあります。 クラック発生個所が構造躯体自体の場合は補修だけでなく補強が必要です。アラミド繊維などを使った補強が一般的です。
 0.3㎜や0.5㎜の幅は一般の定規で測定できませんから、専用のクラックスケールで測定します。
 水平でないことの他に建物への影響が大きいのが「空洞」です。土間コンや1階スラブ、地中梁の新築時の構造設計は地盤(土)の上に乗っていることが前提で設計されています。底に空洞ができれば躯体に働く応力が変わって、そのまま放置するのは危険です。これが空洞調査と空洞充填が重要な理由です。

床レベル測定中

住宅沈下修正工事ジャッキアップ時の床レベル管理

3.床や建物の傾きや沈下は未然に防げないのでしょうか?傾かせない方法などはあるのですか?

 床や建物の傾きや沈下を未然に防ぐ第一は、「新築時の適切な地盤・基礎設計」です。適切な地盤・基礎設計をして、適切な杭や地盤補強が必要です。
既存の建物の傾きを未然に防ぐ方法は、新築時の地盤・基礎設計の応用技術です。具体的には、空洞充填、鋼管杭などの地盤補強、CCP工法等の高圧噴射攪拌工法、薬液注入などがあり、これらとテラテック工法を併用する工法は様々な建物の「傾きを未然に防ぐ」ことや「傾きの進行を止める」ことが可能な工法です。
いずれにしても、適切な「地盤・基礎設計」が必要なのですが、建築の実務には1つ大きな問題があります。建物の設計や施工を担当するのは建築技術者(メインマークのお客様の多くは建築技術者か建築担当者)ですが、一般的な建築技術者は「地盤・基礎」に詳しい人が少ないのが現状です。地盤・基礎の分野は建築ではなく土木技術の世界になります。建築と土木の技術者が力を合わせれば上手くいくのですが、実は建築と土木の世界の言葉は縦文字と横文字くらい違いがあり、かみ合わないことが多いのです。(私も建築技術者ですから、土木技術者とは壁を感じることが多いです)
メインマークには地盤のスペシャリストである土木技術者がいます。専門雑誌「建築技術」に執筆経験がある土木技術者ですから本物です。おこがましいですが、スペシャリストとまでいかないまでも、地盤に詳しい一級建築士もおり、お客様の建築技術者(建築担当者)とメインマークの地盤スペシャリストの橋渡しも可能で、適切な地盤・基礎設計に基づくお客様のご希望に沿った「傾きを未然に防ぐ工法提案」がメインマークでは可能です。
 地震や災害が起きても事業が継続できるBCP事業継続計画のお役に立つことができます。

施工管理中

工場内地盤補強工事の施工管理

施工管理中

【 語り手 】

東日本営業本部 地盤対策部 部長 竹田博政
1級建築士、1級建築施工管理技士
住宅地盤主任技士、公認ホームインスペクター