株式会社 中央梱包運輸様
倉庫の沈下修正
床下は見えないので心配したらキリがありません。
信頼のおける実績のある会社に任せるのが一番です。
今回は、去る2017年2月に当社の「テラテック工法」で倉庫の沈下修正を行った、株式会社 中央梱包運輸の常務取締役 下平好則さまに、弊社社長 川口と営業担当 中里がお話しを伺いました。
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施工前の状況とお問い合わせをいただいたきっかけ
下平常務 2016年10月1日に倉庫のオーナーから借り上げたときは荷物があったためか、床の沈下はそれほど気にならなかったのですが、10月中旬に荷物がなくなり正式な内覧をしたら、ずいぶん床が沈下していることがわかりました。
工事会社とオーナーを交え、いろいろな工事方法を検討しましたがどうも要領を得ない。
そこで私がいろいろな工事方法を探しているときに御社のホームページと出会いました。川口 結構大きな沈下量でしたね。 下平常務 そうですね。私もいろいろな倉庫を見てきましたが、こんなに大きな床の沈下は初めてでした。 川口 築何年ぐらいですか? 下平常務 築20年です。もともと地盤が良くないところのようで、同じ工業団地内でも他に沈下しているところがあるようです。 川口 今回は約10センチメートルの沈下でしたが、それだけ下がっていると一番お困りになるのはどんなところでしょう。 下平常務 設備ですね。ラックを組むにもゆがみが出てきます。スペーサーなどを入れてもいいのですが、沈下が止まっていないとまた影響が出てきます。そこで原因をしっかり把握してきちんと直そうと考えたのが工事に踏み切った理由です。
工事方法や施工会社を調べたら樹脂を注入して床を修正する会社は、御社のほかにもう1社ありました。
実は、そちらの会社は当社がお願いしている建設会社と取引があったようです。川口 そのような中、当社をお選びいただき誠にありがとうございます。
ところで、ウレタン樹脂注入工法をお選びいただいたのはどんな理由からですか? -
ウレタン注入工法をお選びいただいた理由
下平常務 やはりコストと短納期ですね。今回は次の借り手さんがもう決まっていて、国の許可が必要な業務だったので手続きに2~3か月かかります。春から事業を始めるには2月にはすべての工事を済ませておかなければならなかったという事情がありました。 川口 当社の工法は床を壊さないで修正できるのが最大のメリットなので、今回のようなタイトなスケジュールの工事には最適かもしれません。
そんなタイトな中で、当社の対応はいかがでしたか?下平常務 寒い中、丁寧にやっていただき感謝しています。 川口・中里 ありがとうございます。何かありましたらお気兼ねなくお申し付けください。 川口 工事の内容は説明通りでしたか? 下平常務 そうですね。過去にこの工法を見たことがあり、ほぼほぼ予想していた通りでした。
また、事前調査の際に工事内容についてもきちんと説明を受けており、そのとおりに施工していただきました。 -
当社をお選びいただいた理由
川口 先ほど2社から見積もりを取ったとお聞きしましたが、もし差し支えなければ当社を選んでいただいた理由をお聞かせください。 下平常務 工法そのものに差があるとは思っていませんでした。
やはり決め手となったのは対応でしょうか。特に、タイトなスケジュールでしたので、迅速に対応していただいたことが一番ですね。
今回は、3~4回の打ち合わせで発注することができましたので…。 また、床下のことはよくわからないので、信用と実績のある会社というのも大きかったですね。 -
施工後の感想
川口 今回の施工は5日間ですか? 下平常務 実質4日間くらいでした。工期は本当に早かったですね。 中里 そうですね、5日目はほとんど残工事でした。 下平常務 私たちは大きな工作機械の運送、設置もしているのですが、あるメーカーの工場で地盤沈下が起きていて、数年間、工作機械のレベル出しのメンテナンスを毎年数百万円かけてしていたのですが、床を修正して平らにしたら、その数百万円のメンテナンス代がいらなくなったそうです。ちゃんと直すことが重要なのだと改めて思いました。 川口 そうですね、空洞充填の引き合いはよくいただきます。 下平常務 建物の下では、よく空洞が発生しているのでびっくりしますね。 川口 今回は空洞をご確認されましたか? 下平常務 今回は工事報告書で確認させていただきましたが、私が思っていたより空洞は少なかった印象です。 川口 最後になりますが、今回の作業、仕上がりについてはどんな印象をお持ちでしょうか。 下平常務 大変きれいに仕上げていただき感謝しています。大きなゆがみはなくなり、パレットラックもきれいに設置できました。
オーナー様に対する説明も私ができるくらいにきっちり説明していただきましたし、特に申し上げることは何もありません。
床下のことは見えないので心配したらきりがありません。信頼のおける、実績のある会社にまかせることが一番ですね。川口・中里 今回は貴重なご意見を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
施工要領
倉庫所在地 | 埼玉県羽生市大沼 |
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施工面積 | 966㎡ |
最大修正量 | 95mm |
施工期間 | 2017年2月13日(月)~17日(金)の5日間 |

株式会社 中央梱包運輸様が管理している今回の現場

株式会社 中央梱包運輸 常務取締役
下平 好則氏Yoshinori Shimodaira
創業48年目を迎えた株式会社 中央梱包運輸様で倉庫部門の最高責任者を務めるとともに埼玉県の倉庫業協会の理事も務めています。倉庫だけでなく建築全般にわたって造詣が深く、幅広い知識をお持ちです。
株式会社 中央梱包運輸
東京都杉並区に本社を置く、運輸・倉庫・リサイクルの企業です。1969年(昭和44年)3月。現在は阿佐ヶ谷、朝霞、入間、加須、美里、深谷に6事業所を展開。法人の事務所移転、季節商品の保管・管理、文書保管サービス、パソコンキッティングサービス、物流などで日本の経済の発展に貢献しています。